ひ、久しぶりの更新ですね・・・ごめんなさい(苦笑)
4日ほど前に札幌から帰ってきて、映画エラゴンを見てきました。
そして昨日は風邪をひき・・食べてはリバース、食べてはリバース・・みたいな。もう最悪だった・・・ww
今日になって風邪もなんとか克服し、ジョニデのリバティーンをさっきまで見ていました。
まず、エラゴンですよ。
あらすじ: かつてはエルフやドワーフが人間と共存する平和な土地だったが、今では邪悪なガルバトリックス王(ジョン・マルコヴィッチ)が支配する遥か彼方の帝国アラゲイシア。農場に暮らす17歳の少年エラゴン(エド・スペリーアス)は、ある日、森の中で光を放つ青い石を見つける。その石は、世界の命運を握るドラゴンの卵だった。
。。。とまあ、こんな感じ。
巷の評価はいまいちみたいですが(Yahoo!のレビューではそうみたい。星2つとか1つとか・・)、私はなかなか面白かったのではないか、と。まぁ、原作読んでないですから←
主人公の男の子が最初はただの田舎の子にしちゃーイケメンだよね(役もそういう役なんだな)、ってな感じなのが、後半に進むにつれうわーぉ!かっこいいねーとなる感じがよかったかな。だが決して上手くはない!
あと、ドラゴンとの絆もよかった。久しぶりに中だるみしない(途中で飽きなかった、という意)映画だったかなと。
続編があるんだろうなーと思っていたら、やっぱり続編を匂わせる終わり方。続編を見る前に原作を見てみようかと思っています(きっと見ないんだろうな)。
そして、リバティーンですよ。(ネタバレありなのでこれから見る方、気をつけて。)
あらすじ:1660年代、王政復古のイギリスで、ロチェスター伯爵ことジョン・ウィルモットは、作家の才能がありつつも、そのセクシャルでスキャンダラスな内容が問題視されていた。女性関係も派手な彼だったが、エリザベスという女優に出会い、彼女の才能を開花させるべく丁寧な指導を施す一面もあった。しかし、ジョンは国王に依頼された、フランス大使を招く歓迎式典の舞台演出で、卑猥かつ刺激的な内容で、国王の顔に泥を塗ってしまう…。
ジョニーファンとして、以前よりずーっと見たかった映画、リバティーン見ました(今更見るなんぞ、ジョニーファンとして失格だ!とか石投げないで・・・)。
はっきりいって、ここ最近見て感動した映画っていうのは、殆どジョニー・デップが出てた映画なんですよね。ほら、パイレーツ~とか。・・でもあれって感動って言うか・・娯楽映画だけどw、ネバーランドとかね。
このリバティーンも、その数少ない私の中での感動した映画の中の1本に入るのではないか、と。
はっきり言って、この映画の主人公ロチェスター伯爵役は絶対にジョニー・デップしか出来ない。絶対に。しかも劇中で呼ばれている名もジョニー。・・むむ、ニクイ。ニク過ぎる。彼の為に出来たような映画だ。
酒と女におぼれては、詩を書き、また酒と女におぼれる。
ワインを飲み干せば、世間に空き瓶を投げつける。枠に収まるのを恐れ、必死に自由を求める。
・・が、それが故に梅毒で動けなくなり、鼻も落ち、自分のシモの世話も出来なくなる。
彼を愛した三人の女性―彼に才能を見出された女優、娼婦、妻。
梅毒にかかった後、それでもそばに居てくれた娼婦は王の手下に連れ去られ、大きな愛を注いだ女優には冷たく突き放される(だがその言葉は彼女の本心ではないと思う)。
最後、彼の横にいたのは彼が一番愛情を注げなかった妻だった。妻だけが、彼の最後に目を閉じず、冷静に見届けた。
また、彼の友人たちも彼を最後まで支え続けた。
彼は非常に魅力的である。自由を求め、権力に屈せずに生きるその様は、非常に美しい。
そして梅毒にかかり、朽ち果てていくその様は悲しい。切ない。
自由を求め、自由に生きようとした代償が、梅毒という病気にかかるということなのか。
そんなぼろぼろに生き、朽ち果てる彼を見ても憎めないのだ。哀れだとは思う。だが嫌いにはなれない。だから彼を愛した3人の女性も、友人たちも彼を最後まで見捨てなかった。
女優役の女性(名前忘れた;)の自身のプライドを感情のままに吐き出すシーンは見事だった。
彼女はきっと彼の胸の中に飛び込んでいきたかったんだろうな。
でも、自分のプライドを守った。「不確かな愛より、確かな栄光を選ぶわ」・・・泣けるシーンだなぁ。
ロチェスターの最後のシーンもよかった。
だがなによりも、この映画の冒頭と最後にあるロチェスター伯爵の告白が、一番この映画の肝だと思う。
冒頭では、「諸君は、私を好きにならないだろう。」と。
最後では、「これでも、私を好きか?」と問う。
そう問う彼は美しいし、物悲しくもある。
余韻に浸る映画である。余韻が残る・浸る映画に、悪い映画というのは殆どない(と思う)。
自由を求めてはいけないのか。自分自身の表現を求めてはいけないのか。
常に周りが自分に何を求めているかを察知し、それに答えていけるのが本物のアーティストだという人も多いと思う。
そういう人たちは、ロチェスター伯爵の生き方は理解できないだろう。
だが、私個人としてはそういう人間にはあまり興味を感じない。(だからマドンナとか嫌いなんですよね)
決して嫌いではない。だが好きでもない。
なんか、ロチェスターを抱きしめてあげたい!って思う映画だった(自分( ´Д`)キモッ)。
もうこの映画すばらしいの一言に尽きる。配役もいい感じ。
パイレーツ~に出てるあの2人がこの映画に出てるのもニクイな、とwパイレーツからファンになった人へのあてつけか?w
ジョニーデップはこの映画の中で最後までロチェスターだった。演じてない。ロチェスターなのだ、誰がなんと言おうと。
・・うーん、やっぱ、ジョニー・デップ天才だ。
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